ヒトはイシを道具として使用してきました。
そして、普遍的な性質を生かして、拝むモノとしても使用してきました。
ヒトを魅せる宝石として。
神の降臨する場所として。
狩りの道具として。
農耕の鎌として。
調理道具として。
武器として。
そして、墓として。
「単なる道具」と、「思いを込めて使用する場合」と、大きく2つに分かれると言えます。
それは、いずれもイシの特性である、「硬さ」「重さ」「普遍性」を生かしています。
現在でも使用される場面が多様にはなりましたが、その基本的な考え方は変わっていません。
そこにはまたイシの魅力があるのかもしれません。
ヒトとイシのコラボレーション。
イシと素材のコラボレーションが、これからのイシの新しい存在場所と考えます。
<写真>パルテノン宮殿 ギリシャ